昨年秋、岩手県大槌町のマサオさんの採った胡桃を、
津波被災者を支援しているサイトを通じて求めた。
元々マサオさんは漁師をしていた津波被災者で、高台の仮設住宅で
暮らしている方だが、漁に出られなくなったので、近くの山から
胡桃を採って来ては、知り合いに配っていたそうだ。
支援をしている方が、その胡桃をネットで売ってはどうかと言う事になり、
ネットに入った胡桃が2キロ、私の手に入ったと言うわけだ。
くるみはすぐに殻を割るよりも、少し寝かしてからの方が
殻が取りやすいと言うので、半年以上寝かせたのでそろそろかと・・・
古いフライパンで乾煎りすると、胡桃がわずかに口を開く。
そこに、尖った物を入れてグリッとすると胡桃が半分に割れる。
半分に割れると胡桃の実が見えて来る。
それを、竹串でほじって実を取り出す。
ちょうど来ていた孫娘が、面白がって一緒に胡桃の実を取り出すのを手伝ってくれた。
どう頑張っても、胡桃の実は粉々になってしまうけれど、ホームベーカリーで焼く食パン用だから細かくても問題ない。
しかし、胡桃って口に入るまでずいぶんの手間が掛かるんだ~。
心して戴かなくては・・・
胡桃と干しぶどうを入れたパンが我が家の定番、私の朝食用。